ボクと塩塚高原 ~自然界からの洗礼~

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AM3:00起床。

 

かなり眠い。

 

手で口を覆い

 

 

ハァ~

 

 

超簡易的な口臭チェック。

 

大丈夫、完全にアルコールは抜けている。



天気予報では今日の天気はすこぶる快晴とのこと。

 

しかも、前日には雨が降っていて湿度が高い。

 

こんな時は雲海が発生する確率が非常に高い。

 

そう、ボクは毎日天気予報をチェックしながら雲海を撮るチャンスを待っていた。

 

とうとうその時がやってきた。。。

 

ボクはワクワクしながら真っ暗の中、車を走らせた。

 

目指すは愛媛県と徳島県の境界に位置する標高1,043mにある塩塚高原。

この時はまだ、後に迫り来る恐怖をボクは知る由もなかった。

ボクは近くのコンビニで珈琲とクリームパンを買った。

 

そして三島川之江インターから高速道路に乗りお気に入りのパーソンズの曲を聴きながらノリノリ気分!

 

その後、新宮インターで高速道路を降りた。

 

通常なら塩塚高原までは1時間弱で着く。

 

日の出には十分間に合うだろう。

 

そして新宮から塩塚高原へ向かう真っ暗な山道へとハンドルを切った。

 

あまりの暗さにビビる。

 

ただただ漆黒。。。。

 

山道に入った直後、少し霧が出てきた。

 

まぁ、大丈夫やろぉとそのまま車を走らせた。

 

 

完全に山をナメていた。

 

 

次第に少しずつ霧が濃くなってきた。

 

一つカーブを曲がるたびに濃くなっていく霧。

 

何個カーブを曲がったことだろう。

 

遂に完全に前が見えなくなった。

 

漆黒の山中で前にも後ろにも行けない。

 

これほどの恐怖は今まで味わったことがない。

 

異常すぎる濃霧にヘッドライトなんて全く機能していない。

離合できないので対向車が来たら完全にアウトだ。

だけど民家がないので対向車に合う確率はかなり低い。

 

余談ですが皆さんは離合(りごう)という言葉は知ってますよね?

 

狭い道路で対向車とすれ違う時のことを離合って言いますよね。

 

何もバカにしているわけじゃありません。

 

実は『離合』って日本人の36%しか使わないらしく東日本ではたまに通じることもあるようですが、東北ではまったく通じないらしいです。


それはさておき、今の状況では前に進むしかない。

 

でも見えなさすぎて時速5kmが限界。

 

時速5kmといえば人が歩くぐらいのスピードだ。

 

 

ガタンっ!

 

 

何かに当たった。

 

原因を確かめるため車外に出たが、メチャクチャ怖い。

 

漆黒の山中、もう何が出てもおかしくない状況。

 

こういう時に限って怖いことを想像してしまう。

 

 

 

 

どうか白装束の女性が立っていませんように。

 

どうか無数の手が伸びてませんように。

 

どうかお嫁ちゃんに買ったばかりのお酒を隠されてませんように。

 

 

 

 

 

恐る恐る車の前方にまわってみた。

 

どうやら木片を踏んだみたいだ。

 

たいしたことはない。

 

どのくらいの濃霧かというと、少し大袈裟だけど伸ばした手の指先がはっきりと見えないくらい。

 

結婚式などの演出で使うドライアイスをご存知ですよね。

 

そう、あのモクモクとした白い煙。

 

あの中で車を運転してるようなもの。

 

しばらくするとかなり霧が薄くなってきた。

 

そして塩塚高原展望台に着いた時には

 

こんな感じだ

あの濃霧が嘘のように薄くなった。

 

でも、こんな状況じゃ雲海なんて見えるわけがない。

 

一休みしたら山を降りようと車内で篠原涼子主演のハケンの品格を見ていた。

 

 

 

時刻は

AM5:15

 

 

1時間ほど経っただろうか、みるみる霧が晴れてきた。

 

到着直後は車が見えにくかったけど

1時間ほどでこんなに晴れた。

 

車もはっきり見える。

そして辺りを見渡しボクは絶句した。

↓どうか音量を上げて見てください。加工は一切しておりません。大自然の風の音と鳥のさえずり最高です。

すべてを飲み込むような凄まじい雲海に感動と恐怖を覚えた。

 

まるで天空にでも来たかのような感覚だった。

 

言葉では表現しがたいが強いて言うならば

 

 

神々しい

 

 

ボクはこれまで国内外の絶景スポットに足を運んできましたが、この日の塩塚高原の雲海はベスト3に入る絶景でした。

これから雲海を見に行こうとお考えの方がいらっしゃいましたら濃霧には十分にご注意を!

 

あと、悪天候時も路面が見やすい黄色いフォグランプを装着した車で行かれることを強くおすすめ致します。